2004年の色彩日記
赤のない村
その村には赤という色が存在しない。村人はみな赤を恐れている。
「黄色」は村人達を災いから守ってくれると信じられている…
今日映画を見に行きました。
その予告編でやっていた「ヴィレッジ」という映画での一文です。
おもしろそうですね。
色にはいろいろな側面がありますが、
赤色が血の色などと結び付いた場合、恐い色として扱われることが多いようです。
血で描かれた赤文字なんかはいかにも恐怖をそそります。黄色は、以前掲示板でとったアンケートによると、
ひまわり・太陽・光・希望・パワーなどを感じる色のようです。
この映画での赤と黄色にはいったいどんな意味があるのでしょうか。監督や作家はなぜその場面でその色を選んだのか。色を通して映画を見ていくのもおもしろいです。
(2004/08/29)
燈花会(とうかえ)
今日、奈良の燈花会に行ってきました。 『燈花』とは、灯心の先にできる花の形のかたまり。
公園や池、お寺など至るところがライトアップされていて12000本のロウソクが地面を照らしあげます。 今年初めて行ったのですが予想を越える人の数。正月ににぎわう春日大社も会場になっているので、それはまるで初詣の人並みを思わせます。
しかし初詣の時とは何かがちがう。人は多いのにザワザワした感じがしないのです。どこかしっとりとしていて落ち着きを感じます。幻想的なオレンジ色の輝きが心を静めてくれているようでした。
開催は11日間。毎日の準備や片付けはボランティアサポーターのみなさんがされているそうです。 今夜はその最終日。消灯の10時、サポーターのみなさんがロウソクの入った筒を重ねてゆく「かぽっ、かぽっ」という音が心地良く、耳に残っています。
奈良の新たな一面に出会えた今日、オレンジ色のしっとりとした一面にも出会いました。
(2004/08/15)
教師や講師もアーティスト
今、仕事で塾の講師をしています。 数学と理科を教えていますが、今日勉強会で他の講師の授業を見る機会がありました。
その中で一番印象に残ったのは数学の男性講師の授業です。
彼の黒板使いに見入ってしまいました。
数学なので板書は数字が多いのに、まるで絵を描いているような黒板使い。
まとまりがよく、心地良い絵を見ているかのように板書がイメージとして頭にスッと入ってきます。
黒板がまるで黒いキャンバスに見えました。
僕はもともと板書に絵をよく使いますが、 絵を描かなくても、数字からアートを感じることもあるようです。
(2004/06/15)
青の時代
最近、好きな色が変わりました。
2年ほど前から季節に関係なく赤やオレンジ色が好きだったのに、少し前から青が気になっています。
今までの人生を色を通して見た時、青はあまり出てこない色でした。好きでもないし嫌いでもない。 一つ気になるのは、私は青から湧き上がるイメージが他の色に比べて少ないことです。もしかすると無意識的に避けてきた色なのかもしれません。
青といえばピカソを思い出します。 彼は一時期、友人の死をきっかけに青色の作品ばかり描いていました。 それは青の時代と呼ばれています。 ピカソの場合、青の次に出てきたのはローズ(バラ色)でした。
ピカソにとっての青は、悲しみや貧困を表しているものが多いそうです。 私にとっての青は何なのか。 4月から生活が大きく変わったのでその影響もあるのかもしれません。 この機会に青とじっくり向き合えたらいいなと思います。
(2004/05/05)
ホワイトデーは白色の日?
明日はホワイトデー。バレンタインデーのお返しを贈る日です。
バレンタインとは、3世紀ローマに生きていた人の名前です。 ではホワイトデーの名前の由来は何でしょう?白色の日、と訳しても何が白いのかわからないし…。 「ホワイトデー」で検索してみると、なんとホワイトデーの公式サイトがありました。
それによると、”ホワイトは純潔のシンボル。ティーンのさわやかな愛にぴったりとの考え方のもとに、「ホワイトデー」と名づけた”とあります。 そう…かな?とも思いましたが、やっぱりホワイトデーのホワイトは白だったようです。
(2004/03/14)
京都市立芸術大学作品展
日曜日、京都市美術館で開かれていた”京都市立芸術大学作品展”に行ってきました。
午前中にも関わらずたくさんの人が来ていることに驚きましたが、 一番驚いたのは展示されている作品の数。 一回生から院生までみなさんの作品が展示されているらしく、予想以上に作品だらけ。 会場自体も広いので、周っているうちにおなかがいっぱいになりました。そのせいか、やさしげな、色のトーンを抑えた作品が印象に残っています。
個人的に気に入った作品は二つ。
一つは本館1階にあった大きなコンクリートの作品で、たましいの様な形をしていてしばらく見上げていました。
もう一つは本館2階にあったゴムを網目状に貼った立方体の作品。
近くに白い輪が置いてあり”自由に取り付けてください”とのこと。自分も作品に参加できたようで楽しかったです。
そして最後に友達の作品を見に行きました。
羽根が生えて、うれしくて、ニョキっとのびたティーカップ。
ことばにするだけでも楽しそうでしょう。
やさしい色づかいの素晴らしい作品でした。
(2004/02/16)
バレンタインの色
明日2月14日はバレンタインデー。
街を歩くと、どこもかしこもチョコチョコチョコ。 楽しそうな雰囲気にのまれ、男としてはなにかに期待しちゃいます。
それにしてもこの時季の街は、チョコの茶、ラッピングの赤、ポスターのピンクなど赤系統が目立ちます。
こんなにピンクが目立つのは、花見かバレンタインくらいですね。
(2004/02/13)
風の色
「風のにおいで雨降るのわかりますよね」
今日そんな話をしました。
雨の前、風上から湿った土のにおいがします。
きっとその風が雨雲も運んでくるのでしょう。
”風の色”ぼくはそんなことを考えていました。
湿った風は低明度で重たそう。
春一番は明るくて軽そう。
夏の風は透明で、
冬の風は無彩色。
これはぼくのイメージです。
風にも色はあるのでしょうか。
(2004/01/29)
メルマガの裏話
今日、無事にメルマガ第一号を発行することができました。登録してくださったみなさん本当にありがとうございます。 さて、メルマガ発行の裏話ですが・・・実はとっても苦労しました。
苦労のもとは編集です。創刊の挨拶、本編、自己紹介、と書いていくとどうも長すぎる。ぼくもいくつかのメルマガを取っていますが、長すぎる文章が毎週届くとやはりうんざりします。
「シンプルだけどもおもしろい。もっと続きが読みたくなる」
初めにできた文章はそれとは程遠いものでした。何というか、ウダウダとくどいんです。結果的にあの形になりましたが、正直こんなに苦労するとは思いませんでした。
「プロでも初めは初心者だ」もの創りの基本を思い出す経験でした。
(2004/01/23)
赤白帽と、青黄帽?
小学生の頃、体育や運動会の時にかぶっていた赤白帽。なつかしいですね。なんとあの帽子に青黄帽というものもあるそうです。
調べてみるとそれほど珍しいものではなさそうですが…知りませんでした。なんだか赤と白に分かれているのが当然だと思い込んでいました。
確かに青と黄でもいいような気がします。けどなぜか二つのチームで対抗試合をする時、赤と白に分かれることが多い。運動会もそうだし、年末の歌合戦もそうです。
なぜ赤と白なんだろう。調べてみるとどうやら源平の合戦に起源があるそうです。源氏は白旗を平家は紅旗を掲げて闘っていたと。
青と黄の由来も何かあるのでしょうか?やっぱり見分けやすいからかな。。。
(2004/01/15)
初日の出の色
元旦に初日の出を見に行きました。場所は滋賀県の白髭神社。琵琶湖沿いにあり、湖の中に鳥居があって鳥居越しに見る初日の出が有名です。
日の出の時間は7時過ぎ。少し前に着くとすでに人でいっぱいでした。天気は良かったのですが空と地面の境に雲があり、予定時刻になっても太陽は雲の向こう。まだかまだかと待っているとしばらくして雲のすきまから光が差し込んできました。その光はまるで宝石のよう。
「やっぱり初日の出はちがうわ」
来ていたみんながそう言います。ぼくもそう思いました。
きっと物理的にはなんの違いもありません。しかし心理的には違います。
昼に空を見上げいつもと変わらない太陽を見ながらそう思いました。
(2004/01/02)












