2003年10月〜12月の色彩日記
12月25日
今日はクリスマス。クリスマスと聞いて思い浮かぶ色は何色ですか?
あか?みどり?しろ?
みんなクリスマスはどう過ごしているのだろうと考えてみました。おしゃれなディナーを予約したという友達がいれば、好きなものを食べると言い恋人と焼き肉を食べに行った奴もいる。入院して病院で過ごしている友達もいます。みんなそれぞれのクリスマスの色を見ているのでしょう。そして私は…。
あなたの今年のクリスマスは何色でしたか?
(2003/12/25)
ルミナリエの輝き
今日は神戸のルミナリエに行ってきました。神戸の街に似つかわしい夜を彩る光の祭典です。
混雑を避けるため会場への道順は決められていて、みなで連なって歩くことになります。今日もたくさんの人が来ていました。ウネウネウネウネと道を歩き、ある角を曲がったところでいきなり光の門が登場します。
「お〜!」思わず声が出ました。「すごいな〜」「きれ〜い」あちこちで声があがり感動が伝わってきます。みなの目が輝いていて心の輝きが伝わってきます。大勢の中で感動を声に出し共感できることってとても気持ちがいいものですね。
(2003/12/20)
小さな歓声
今日、友人の紹介で出張ワークショップに出かけてきました。参加者は女性3人。職場の同僚だそうです。場所は参加者の一人の自宅。いくつかのワークの後、3人で大きな紙に自由に絵を描くワークをしました。
まず、一人が紙いっぱいに大きなハートを描きました。「いさぎよいな〜」と思って見ていると、別の人がハートに大きなリボンをつけました。みなさん好きなように自分の世界を表現していきます。途中、スミの方にこっそり”さる”を描いている人と目が合い、思わず笑ってしまいました。横に居るだけで3人の人間関係の良さが伝わってきました。
このワークでは最後に絵にタイトルをつけてもらいます。そして、参加者の誰かに持ち帰っていただくことにしています。さて今回は誰に持って帰ってもらおう。そんな話をしていると、参加者の一人のご両親がこの後実家から遊びにくるそうです。「じゃあご両親のプレゼントにしよう!」初めにハートを描いた女性が言いました。
『お父さん お母さん いつもありがとう』
あっ、と思う間もなく言葉を書き足しました。「お〜〜!」みんなから小さな歓声が上がりました。ハートにリボンまでついていてプレゼントとしてもいい感じです。
でもぼくが感激したのは、みんなで描いた絵にスッと言葉を書き足したことです。壁のない自然な心の動きでした。
色々な人、表現、交流に出会えるのも、ワークショップの楽しみです。
(2003/12/14)
無彩色の迫力 −十二神将像−
今日、奈良県の新薬師寺に行ってきました。 紅葉がとてもきれいでしたが、目的は他にありました。塑造(そぞう)十二神将像です。
寺の本堂に入ると真ん中に仏がいます。そしてその仏の周り、円形に12人の像が立っているのです。仏を守るため、みな外を向き武器を構えています。
半年程前にTVでこれを見た時から是非見に行きたいと思っていました。画面を通してでもその迫力が伝わってきたからです。
その12の像はそれぞれが人とほぼ同じ大きさで造られています。塑造、つまり粘土で造られていてその色彩は茶色がかったグレイです。
像の前に立った時、その迫力に圧倒されました。土だからこそ出せる顔の表情がとても恐く「これは勝てないな…」とたじろいでしまった程です。そこからは、色彩が無いからこその迫力を感じました。
しかしこの塑像、よく見ると少し色がついています。説明によると、造られた当時は群青や青、緑、朱、金箔などでぬられていたそうです。土は保存の利く素材ではないため、長い年月の間に色あせてしまったようです。 この像にどんな彩色がなされていたのか…想像してしまいますね。
(2003/11/30)
見守り続けたお母さん
毎月お手伝いに行っている公園のアトリエでのお話です。
今年の6月くらいから来ている男の子がいます。4歳くらいでしょうか。彼は受付を済ませた後、いつも絵などは描かずに走り回っています。そしてアトリエの終了と共に帰っていくのです。
アトリエには色々な画材が置いてあり、絵の具も、紙も、箱も、粘土も使い放題です。しかし彼はそんなものには見向きもせず、毎月来てはただ走り回っていました。そんな場合、お母さんの中には「せっかくこんなに画材があるんだから何か描きなさい」という人もいます。しかしその子のお母さんは違いました。何も言わずにその子を見守っていました。
それが今月、ふとお絵かきコーナーを見ていると、画板の前にその男の子が座っていたのです!手には筆を、地面にはパレットを置いています。様子を見ていると、とても大きく、力強いカマキリの絵を描いていました。カマキリは彼の今のお気に入りだそうです。
5ヶ月間、走り回るだけの我が子を毎月アトリエに連れてきていたお母さん。「ここはあの子が好きなことをできる場所だからこれでいい」そうおっしゃっていました。
自分の子どもを信じ、何も言わずに見守り続けたお母さん。その信頼関係があってこそ、彼は自分のペースで絵に入っていけたのだと思います。お母さん、彼のこれからも楽しみですね。
(2003/11/19)
秋色
先日、天気が良かったのでハイキングに行ってきました。紅葉が美しく、まっ赤に染まった楓に見入ってしまいました。
もちろん秋でも紅葉しない木もあります。そのため、この時期の山では緑を基調としてその中に赤や黄、橙の葉っぱが見られます。
この緑と赤の組み合わせ、色彩学では補色の関係と言って、横に並べると目がチカチカして苛立ちを覚える配色なんです。 しかし、自然がつくり出した赤と緑からは、全く苛立ちを感じませんでした。 これも自然の優しさでしょうか。
(2003/11/12)
ハロウィンの色彩
10月31日、今日は秋の収穫祭ハロウィンです。ハロウィンの語源は「Hallow(神聖な)+Evening」。11月1日、全ての聖人を記念するキリスト教の祝日「万聖節(ばんせいせつ)」の前夜祭という意味も含まれています。
ハロウィンといえばカボチャ。カボチャで作ったランタンが至るところで見られます。そしてもう一つ、ハロウィンといえば仮装パレード。この日は大人も子どもも、魔女やお化けなど好きなキャラクターに仮装して街中をパレードします。もちろん主役は子ども達。近所の家を訪ねてはおかしをもらって帰ってきます。
さて、ハロウィンの色といえば何色でしょうか。アメリカではオレンジと黒のイメージが強いようです。オレンジはもちろんカボチャのオレンジ。黒は夜や魔女などのイメージです。
闇夜に浮かぶオレンジ色、幻想的ですね。きっと電気がなかった大昔、夜の灯りが炎だけだった時代、夜には全てのものは炎に照らされオレンジ色に見えたのではないでしょうか。大昔の夜、炎を囲んでの楽しい宴。闇夜に浮かぶオレンジの面影が思い浮かぶようです。
(2003/10/31)
子供力 −子どもの力を信じましょう−
前回に続きアートの祭典でのお話です。
ワークショップをしていると親子で参加してくださる方がけっこういて、子どもと話をする機会が多くありました。ある姉妹が「昨日テレビでやってるのを見て、行きたくなって連れてきてもらってん!」と言っていました。このイベントは土曜日曜の二日間やっていて、一日目の様子がテレビで報道されていたようです。
目を輝かせながら色々な作品に目をやる子ども達を見ていると「いいなぁ」と思うと同時に、子どもの要望に応え連れてきてあげたご両親も素敵だなぁと思いました。
子どもは好奇心でいっぱいです。色々なことを体験し吸収していく時期だからです。でも子ども自身の力だけでは満たすことができないこともあります。そういう時、周りの大人がタイミングのいいサポートをできれば素敵ですね。多くの場合は経済的・移動手段などのサポートでしょうか。子どもが「行きたい」と言った場所にはできるだけ連れて行ってあげましょう。連れて行った後は自由に放っておけばいいのです。ああしろ、こうしろと指図することがサポートではありません。
ワークショップを見ていても、子どもの作品に「ああしろ、こうしろ」と指図する親御さんが目立ちました。ついつい口が出てしまう。親心ですかね(^^)そんな時、ご両親も作品を作ってみましょう。子ども以上に熱中できます。そしてふと横を見ると、いい顔で好きなように制作している子どもがいるはず。もっと子どもの力を信じましょう。
(2003/10/30)
アーティストの気持ち
日曜日、ホームページでも紹介していたアートの祭典に行ってきました。私はワークショップを担当していたのですが、その中の一つに「ライブペインティング」というものがありました。縦2m、横10mくらいの大きな白い壁と色々な種類の画材を用意し、立ち寄った人が好きなように絵を描いていける場所を用意したのです。
開始は朝11:30でした。仕事のあいまに見ていると、開始時からずっと絵を描いている人がいました。話し掛けてみるとこの壁を目当てに来られたそうです。
いろいろな人が絵を描き、白い壁にどんどん絵が増えていきます。人が少ないうちは誰も描いていない余白に自分だけの絵を描いていきます。本番は人が増えてくる昼から、特に子供が入ってきた辺りからがおもしろくなりました。子供は人が描いた絵の上にも遠慮なく描いていきます。いや、遠慮なくという表現は正しくないですね。前の人が描いた絵に影響され、その上に絵を描き足していく。コラボレーションの始まりです。もともとあった絵は背景となり、自分の描いた絵が主役になる。そして次の瞬間には自分の描いた絵もみんなの背景となっていく。すべての時間がライブでした。
朝から来ていたアーティスト、なんと夕方まで描き続けていました。自分の絵の上に絵を描かれたことはあるのかな?と気になったので聞いてみました。
「自分の描いた絵の上から絵を描かれるのってどんな感じですか?」
返ってきた答えは「最高におもしろい」でした。
天気にも恵まれ充実した一日の帰り際、私も絵を描き足して帰りました。
(2003/10/27)
月の色
10月10日は満月だったそうです。満月の日って夜でも明るいですよね。車を止め、ふっと空を見上げました。
みなさん月の色って何色だと思いますか?私は黄色だと思っていました。
しかしその日見た満月の色は、黄色というよりも白色に近かったです。
「そっか、月の色って本当は白色なんだ・・・」
と思ったら、実は月は季節や時間によって色の見え方がちがうそうです。太陽が昼と夕方で色がちがうのと同じ原理だそうです。 そういえば赤っぽい月を見たことがあります。なんだか不気味でこわかったです。
秋に向かうこの季節、月の色は銀色に近づいていくそうです。
月の絵に彩色するとき、あなたは何色を選びますか?
(2003/10/13)
男のカオと女のカオ
最近ずっと気になっていたことがあります。男の顔と女の顔ってどうしてこんなに違うんだろう…?
電車に乗っていても人の顔ばかり見ていました。年齢や髪型に関わらず大体の場合パッと見ただけで男女の区別がつきます。なんで区別ができるんだろうか、違いはどこにあるんだろうか、見ているだけでは明確な答えを得ることができませんでした。
しかし調べてみるとなんのことはない、頭蓋骨の形が違うそうです。男性の頭蓋骨は頬骨や目の上の骨が突き出ていて全体にゴツゴツしている。女性の頭蓋骨は凹凸が少なく全体にまるみを帯びている。
おもしろかったのは頭のてっぺんの骨の違いでした。男性の頭頂は少し尖っているのに対し、女性の頭頂はほぼ平らだそうです。次の日から人の頭のてっぺんを見るようになりました。ほんとだ…女性の頭頂は平らになっている…。
骨の形で顔形が決まり、筋肉の動きで色々な表情がつくられる。今回調べただけで色々なことがわかりました。おもしろいので似顔絵でも描いてみようかな。
(2003/10/06)












